太宰治 『ロマネスク』 紋服を着て珠数を持ち十人あまりの塾生のまんなかに背を丸くして坐って、三尺ほど前方の畳のへりを見つめながら三郎は考える。 嘘は犯罪から発散する音無しの屁だ。 自分の嘘も、幼いころの人殺しから出発した。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア