太宰治 『六月十九日』 私の生れた日は明治四十二年の六月十九日である。 私は子供の頃、妙にひがんで、自分を父母のほんたうの子ではないと思ひ込んでゐた事があつた。 兄弟中で自分ひとりだけが、のけものにされてゐるやうな氣がしてゐた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア