太宰治 『お伽草紙』 河口湖の湖面は朝霧に覆はれ、白く眼下に烟つてゐる。 山頂では狸と兎が朝露を全身に浴びながら、せつせと柴を刈つてゐる。 狸の働き振りを見ると、一心不亂どころか、ほとんど半狂亂に近いあさましい有樣である。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア