と兎もさすがに呆れ果て、「めちや苦茶ね。
「うん、實はね、兄はひとりあるんだ。
これは言ふのもつらいが、飮んだくれのならず者でね、おれはもう恥づかしくて、面目なくて、生れて三十何年間、いや、兄がだよ、兄が生れて三十何年間といふもの、このおれに、迷惑のかけどほしさ。
と兎もさすがに呆れ果て、「めちや苦茶ね。
「うん、實はね、兄はひとりあるんだ。
これは言ふのもつらいが、飮んだくれのならず者でね、おれはもう恥づかしくて、面目なくて、生れて三十何年間、いや、兄がだよ、兄が生れて三十何年間といふもの、このおれに、迷惑のかけどほしさ。