「いや、何。
どろりとした黒い藥でね、こいつあ、強い藥なんだ。
お前によく似た、小さい、奇妙な野郎が藥代は要らねえ、と言ふから、おれもつい、ものはためしだと思つて、塗つてもらふ事にしたのだが、いやはやどうも、ただの藥つてのも、あれはお前、氣をつけたはうがいいぜ、油斷も何もなりやしねえ、おれはもう頭のてつぺんからキリキリと小さい龍卷が立ち昇つたやうな氣がして、どうとばかりに倒れたんだ。
「いや、何。
どろりとした黒い藥でね、こいつあ、強い藥なんだ。
お前によく似た、小さい、奇妙な野郎が藥代は要らねえ、と言ふから、おれもつい、ものはためしだと思つて、塗つてもらふ事にしたのだが、いやはやどうも、ただの藥つてのも、あれはお前、氣をつけたはうがいいぜ、油斷も何もなりやしねえ、おれはもう頭のてつぺんからキリキリと小さい龍卷が立ち昇つたやうな氣がして、どうとばかりに倒れたんだ。