太宰治 『お伽草紙』 低能でなければ惡魔である。 いや、惡魔といふものは元來、低能なのかも知れない。 小柄でほつそりして手足が華奢で、かの月の女神アルテミスにも比較せられた十六歳の處女の兎も、ここに於いて一擧に頗る興味索然たるつまらぬものになつてしまつた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア