太宰治 『お伽草紙』 いやしくも桃太郎は、日本一といふ旗を持つてゐる男である。 日本一はおろか日本二も三も經驗せぬ作者が、そんな日本一の快男子を描寫できる筈が無い。 私は桃太郎のあの「日本一」の旗を思ひ浮べるに及んで、潔く「私の桃太郎物語」の計畫を放棄したのである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア