太宰治 『お伽草紙』 それでもお爺さんは何かに憑かれたみたいに、深い大竹藪の中を搜しまはる。 藪の中には、雀は千も萬もゐる。 その中から、舌を拔かれた小雀を搜し出すのは、至難の事のやうに思はれるが、しかし、お爺さんは異樣な熱心さを以て、毎日毎日探索する。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア