太宰治 『お伽草紙』 お鈴さんよりも、さらに上品な美しいお人形さんで、少し顏色が青かつた。 大きい眼でお爺さんの顏をじつと見つめて、さうして、ぽろぽろと涙を流した。 お爺さんはその枕元にあぐらをかいて坐つて、何も言はず、庭を走り流れる清水を見てゐる。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア