さうしてまた、お鈴さんに連れられて、もとの小綺麗な茶の間にかへると、そこには、大小さまざまの葛籠が並べられてある。
「せつかくおいで下さつても、おもてなしも出來なくて恥かしゆう存じます。
とお鈴さんは口調を改めて言ひ、「せめて、雀の里のお土産のおしるしに、この葛籠のうちどれでもお氣に召したものをお邪魔でございませうが、お持ち歸り下さいまし。
さうしてまた、お鈴さんに連れられて、もとの小綺麗な茶の間にかへると、そこには、大小さまざまの葛籠が並べられてある。
「せつかくおいで下さつても、おもてなしも出來なくて恥かしゆう存じます。
とお鈴さんは口調を改めて言ひ、「せめて、雀の里のお土産のおしるしに、この葛籠のうちどれでもお氣に召したものをお邪魔でございませうが、お持ち歸り下さいまし。