北山さんは、一升瓶を持參してゐたので、私は、北山さんのころぶ度に、ひやりとしました。
また對馬さんといふ詩人は、私を黒石の隣村に連れて行つて、座談會をひらきましたが、村の人は坊主のお説教と間違つたのか、ぢいさん、ばあさんが、たくさん集つたのには、閉口しました。
そのうちに、村の若者のひとりが、私を無視して、ご自分で演説をはじめ、甚だ座が白け、對馬さんは、その若者に演説をやめさせようとして大苦心の態でした。
北山さんは、一升瓶を持參してゐたので、私は、北山さんのころぶ度に、ひやりとしました。
また對馬さんといふ詩人は、私を黒石の隣村に連れて行つて、座談會をひらきましたが、村の人は坊主のお説教と間違つたのか、ぢいさん、ばあさんが、たくさん集つたのには、閉口しました。
そのうちに、村の若者のひとりが、私を無視して、ご自分で演説をはじめ、甚だ座が白け、對馬さんは、その若者に演説をやめさせようとして大苦心の態でした。