新美南吉 『うた時計』 老人と少年と、立てられた自転車が、広い枯野の上にかげを落として、しばらく美しい音楽にきき入った。 老人は目になみだをうかべた。 少年は老人から目をそらして、さっき男の人がかくれていった、遠くの、稲積の方をながめていた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア