いっぺんも、牛は道をまちがえて、和太郎さんを海の方へつれていったり、知らない村の方へひいていったことはなかったのです。
だから和太郎さんにとって、この牛はこんなよぼよぼのみすぼらしい牛ではありましたが、たいへん役にたつよい牛でありました。
もし、次郎左ェ門さんのすすめにしたがって、この牛を売って若い元気な牛とかえたとしたら、こんど和太郎さんがよっぱらうとき、どこで目がさめるかわかったものではありません。
いっぺんも、牛は道をまちがえて、和太郎さんを海の方へつれていったり、知らない村の方へひいていったことはなかったのです。
だから和太郎さんにとって、この牛はこんなよぼよぼのみすぼらしい牛ではありましたが、たいへん役にたつよい牛でありました。
もし、次郎左ェ門さんのすすめにしたがって、この牛を売って若い元気な牛とかえたとしたら、こんど和太郎さんがよっぱらうとき、どこで目がさめるかわかったものではありません。