それでも三里はあった。
町の門ごとに立って胡弓弾きがひく胡弓にあわせ、鼓を持った太夫さんがぽんぽんと鼓を掌のひらで打ちながら、声はりあげて歌うのである。
それは何を謡っているのやら、わけのわからないような歌で、おしまいに「や、お芽出とう」といって謡いおさめた。
それでも三里はあった。
町の門ごとに立って胡弓弾きがひく胡弓にあわせ、鼓を持った太夫さんがぽんぽんと鼓を掌のひらで打ちながら、声はりあげて歌うのである。
それは何を謡っているのやら、わけのわからないような歌で、おしまいに「や、お芽出とう」といって謡いおさめた。