新美南吉 『最後の胡弓弾き』 ことしあもう止めよかと思うだ。 五、六年前まであ、東京へ行った連中も旅費の外に小金を残して戻って来たが、去年あたりは、何だというじゃないか、旅費が出なかったてよ」 「でも折角覚えた芸だで腐らせることもないよ、松つあん」と木之助は励ますようにいった。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア