新美南吉 『最後の胡弓弾き』 しかしその年はまだ全然実入りがなかったのではなかった。 金持ちの味噌屋はたのしみに最後に残しておいて、他の家々を午前中廻った。 お午までに――木之助は何軒の家がお礼をくれたかはっきり覚えていた――十軒だった。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア