新美南吉 『最後の胡弓弾き』 これだけ世の中が開けて来たのだと人々はいう。 人間が悧口になったので、胡弓や鼓などの、間のびのした馬鹿らしい歌には耳を藉さなくなったのだと人々はいう。 もしそうなら、世の中が開けるということはどういうつまらぬことだろう、と木之助は思ったのである。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア