新美南吉 『最後の胡弓弾き』 しかし今年の正月にはどうあっても胡弓弾きにゆくと、一月も前から木之助は気張っていた。 味噌屋の御主人にすまんからといった。 そして体の調子のよい折を見ては、夜、妻と三番目の娘が、嫁入りの仕度に着物を縫っている傍で胡弓を奏でた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア