新美南吉 『最後の胡弓弾き』 眠りにつく前、木之助はもう、明日町へゆくことをすっかり諦めていた。 夜が明けて旧正月がやって来たが、木之助にとってはそれは奇妙な正月だった。 三十年来正月といえば胡弓を抱えて町へ行った。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア