新美南吉 『最後の胡弓弾き』 深い仏壇の奥の方から大旦那がこちらを見ているような気がしたのである。 「そいじゃ、何か一つ、弾いてあげておくれやな」と背後に坐っていた女中がいった。 木之助は今までに仏壇に向って胡弓を弾いたことはなかったので、変なそぐわない気がした。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア