新美南吉 『最後の胡弓弾き』 門を出ると木之助は、道の向う側からふりかえって見た。 再びこの家に訪ねて来ることはあるまい。 長い間木之助の毎日の生活の中で、煩わしいことや冗らぬことの多い生活の中で竜宮城のように楽しい想いであったこの家もこれからは普通の家になったのである。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア