次になつたのは、酒造りでありました。
酒の好きな鳥右ヱ門は、かういふものをたくさん作つて人々を喜ばすことは、ずゐぶん人のためになることだと考へたのでした。
しかし或るとき、酒に酔つてゐて牛と角力をとるんだとりきんできかない男を妻子が泣きながらひきとめてゐるのを見て、酒といふものも、はたして人のためになるかどうか、あやしいと思ひました。
次になつたのは、酒造りでありました。
酒の好きな鳥右ヱ門は、かういふものをたくさん作つて人々を喜ばすことは、ずゐぶん人のためになることだと考へたのでした。
しかし或るとき、酒に酔つてゐて牛と角力をとるんだとりきんできかない男を妻子が泣きながらひきとめてゐるのを見て、酒といふものも、はたして人のためになるかどうか、あやしいと思ひました。