新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 その木の下に、年とつた、みすぼらしい坊さんがやすんでゐました。 秋も深くなつて、ひざかりでも、ものの陰にゐると寒い頃でした。 ちぢかめてゐる坊さんのひざの上に、柊の花がほろほろとこぼれて米粒のやうに見えました。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア