新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 鳥右さんが、なつかしい村に帰つて、三月も立つと、御堂の前の、梅の木のそばに、大きくないけれど形のよい吊鐘がさがりました。 朝とひると日暮に、鳥右さんは庭にでていつてその鐘を撞くのでした。 鐘からはそばできくと、かうかうと冴えた音がしました。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア