新美南吉 『耳』 急いでも追ひつけないのはわかつてゐるので、久助君は口笛を吹きながら、道ばたの松の梢にゐる雀を見たりしながら、歩いていつた。 間もなく、うしろから、ジインと軽快な自転車の音がして来た。 久助君の家とは親戚の、太一ツあんである。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア