新美南吉 『耳』 さういつて太一ツあんは別れていつた。 久助君は、校門の前のたたきに、朝の和やかな光がななめにさしてゐるのが、今までにこんなにほがらかに眺めたことはなかつた。 いつもより、十糎ぐらゐ深く頭をさげて敬礼をし、校門をはいつた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア