第一、町の人は、こんなふうに、魂をぬかれたやうに、きよろんきよろんとあたりを見てゐたり、荷馬車にぶつかりさうになつてどなりつけられたりはしません。
ところが、この、きよろんきよろんが二人ともやめられないのでした。
二人は、心の中では一つの不安を感じてゐました。
第一、町の人は、こんなふうに、魂をぬかれたやうに、きよろんきよろんとあたりを見てゐたり、荷馬車にぶつかりさうになつてどなりつけられたりはしません。
ところが、この、きよろんきよろんが二人ともやめられないのでした。
二人は、心の中では一つの不安を感じてゐました。