栄蔵は嬉しさに、咽喉がつまるやうな気がした。
栄蔵はまだ塾へは行つてゐなかつたが、お父さんから一字、お祖父さんから二字といふ風に、少しづつ教へて貰つて、もう仮名や、やさしい漢字は、読めるやうになつてゐた。
そこで栄蔵は、本を一冊づつ手にとつて、始めから頁を繰つて見るのである。
栄蔵は嬉しさに、咽喉がつまるやうな気がした。
栄蔵はまだ塾へは行つてゐなかつたが、お父さんから一字、お祖父さんから二字といふ風に、少しづつ教へて貰つて、もう仮名や、やさしい漢字は、読めるやうになつてゐた。
そこで栄蔵は、本を一冊づつ手にとつて、始めから頁を繰つて見るのである。