新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 やつぱり栄坊ちやんは、豊ちやんみたいなうすのろなんだ、と心の中で思つた。 しかし、ここまで来ると、もう帰る気はしなかつた。 かまどの上の大きいお鍋が、ぐつぐつ歌つてゐて、うまさうな香が、庭一ぱいに漂つてゐたから。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア