灯をともす時分になつて、半里ばかり西の方に住んでゐるれふしが、栄蔵をつれて来た。
「海つぱたの砂の上に寝ころがつて、おおおおと泣いとりました。
家ァ何処だときくと、あつちだ出雲崎だと指さすですが、どしてこんなとけェ来たかと訊いても、何とも返答しません。
灯をともす時分になつて、半里ばかり西の方に住んでゐるれふしが、栄蔵をつれて来た。
「海つぱたの砂の上に寝ころがつて、おおおおと泣いとりました。
家ァ何処だときくと、あつちだ出雲崎だと指さすですが、どしてこんなとけェ来たかと訊いても、何とも返答しません。