新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 さういつてれふしは、お礼に出された一ぱいのお酒と仔鹿の肉を頂くと帰つていつた。 栄蔵は、お母さんに抱かれるやうにして、お客さん達のゐない部屋につれてゆかれた。 まるで魂をぬかれた人間のやうに、栄蔵はうつろな眼をしてゐた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア