新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 うとうと眠りかけたお母さんは、しくしく鼻をすする音に、また眼をさまされた。 「栄坊、お前は泣いてゐるのね。 浪の音がするばかりで、世間はしんと寝しづまつてゐるのに、まだ栄蔵はしくしく泣いてゐる。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア