新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 温い陽ざしにあてて、よく見てゐると、虱のこまかい足がかすかに動いた。 虱のしなびた小さい体の中に、まだ僅かに命が残つてゐたのである。 そこで武士は面白くなり、腕をまくつて、柔らかなところに虱をのせて見た。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア