新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 そしてお父さんが恨めしくさへなるのだつた。 今日もお父さんは、さういつたまま、もうお前なんかに口をきくのも嫌だといふやうに、奥へはいつてしまつた。 栄蔵はしばらくお父さんが、うしろに閉めた襖を見つめてゐたが、急に踵を返すと、ぷいと家を出ていつた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア