新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 紙鳶はなるほど立派なものであつた。 障子の三分の一位のます紙鳶で、指で弾くとぱんぱんと音がするほどよく張られたよい紙に、卵位の眼を剥き出して、あごが船の形にしやくれてゐる役者の似顔が、匂ふやうな絵具で描かれてあつた。 「ほうォ。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア