新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 空にあがると、卵のやうな眼を剥き出した役者も、なかなか立派に見える。 役者は少しづつ頭をふりながら、向かふに浮いてゐる雲を睨んでゐる。 大したもんだなあと思ひながら、栄蔵と惣兵衛ちやんは、ただ仰いで見てゐるばかりだつた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア