新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 すると引潮の中に、膝のあたりまではいつた新太郎ちやんが、何か棒のやうなものを、水の中へさしこんで、ちやうど石けりの線をひく時のやうな恰好で、ゆるゆると後退りしてゐる姿が小さく見えた。 今日もやはり赤ん坊の妹を脊負つて。 何をしてゐるのだらう。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア