栄蔵をみとめると、にこつと笑つたが、忙しいときに誰でもするやうに、すぐその微笑をひつこめて、また一心に手元の水面をみつめてゐる。
何か捕つてゐるのだらう。
邪魔をしないつもりで、栄蔵が黙つて船にもたれて休んでゐると、間もなく新太郎ちやんが、陸へあがつて来た。
栄蔵をみとめると、にこつと笑つたが、忙しいときに誰でもするやうに、すぐその微笑をひつこめて、また一心に手元の水面をみつめてゐる。
何か捕つてゐるのだらう。
邪魔をしないつもりで、栄蔵が黙つて船にもたれて休んでゐると、間もなく新太郎ちやんが、陸へあがつて来た。