新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 六 寺にはいる 或日の午さがり、尼ヶ瀬町の光照寺といふ寺へ、身装の正しい若者が一人訪れて来た。 玄乗破了和尚さんが、玄関へ応対に出て見ると、若者は蒼白い顔をうつむけて、庭の梅の木の下にしよんぼり立つてゐた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア