「一つ、わしは訊きたいが、お前さんの心の中には、いけないものはないかのう。
お前さんの話をきいとると、世間の人間はみんないけなくて、お前さんだけがよいもんのやうに、聞えるがそのお前さん自身の中には、いけないものはないかのう。
栄蔵ははつとして、和尚さんの眼を見つめた。
「一つ、わしは訊きたいが、お前さんの心の中には、いけないものはないかのう。
お前さんの話をきいとると、世間の人間はみんないけなくて、お前さんだけがよいもんのやうに、聞えるがそのお前さん自身の中には、いけないものはないかのう。
栄蔵ははつとして、和尚さんの眼を見つめた。