お前さんの話をきいとると、世間の人間はみんないけなくて、お前さんだけがよいもんのやうに、聞えるがそのお前さん自身の中には、いけないものはないかのう。
栄蔵ははつとして、和尚さんの眼を見つめた。
和尚さんは眼をそらして、また柴の中から松毬を探し出し、炉の火に投げた。
お前さんの話をきいとると、世間の人間はみんないけなくて、お前さんだけがよいもんのやうに、聞えるがそのお前さん自身の中には、いけないものはないかのう。
栄蔵ははつとして、和尚さんの眼を見つめた。
和尚さんは眼をそらして、また柴の中から松毬を探し出し、炉の火に投げた。