和尚さんが旅から帰られたらお許を得て、すぐ出かけます。
兄弟子は、いつもおつとりしてゐる良寛さんの、何処にこんな烈しい心がひそんでゐたのか訝りながら、しばらくその顔を見てゐるばかりだつた。
それから十日程のち、二十二歳の良寛さんは、ただ一人の長い旅にのぼつた。
和尚さんが旅から帰られたらお許を得て、すぐ出かけます。
兄弟子は、いつもおつとりしてゐる良寛さんの、何処にこんな烈しい心がひそんでゐたのか訝りながら、しばらくその顔を見てゐるばかりだつた。
それから十日程のち、二十二歳の良寛さんは、ただ一人の長い旅にのぼつた。