新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 雪は風と共に家々の上に狂ひまはり、小さい隙間を見つけては、家の中へはいりたがるのであつた。 だから人々は、冬、外に出ることが出来なかつた。 窓といふ窓をしめて、暗い家の中に、冬眠する蛙たちのやうに、ひつそりしてゐなければならない。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア