新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 田植が遅れると、お米がたくさんとれないのだ。 朝早くから百姓達は、麦を刈るだけの力のあるものは、みんなひきつれて、野に出ていつてしまふ。 あとに家に残るのは、眼の見えない婆さんか、ゆりかごの中の赤ん坊か、日向で金の眼を細くしてゐる猫ばかりである。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア