出てゆきがけに泥棒がお愛嬌に、べろべろべろといつてあやすと、手足をばたばたやつて喜んでゐる始末だ。
茶釜と一緒に泥棒に持つていつてしまはれないのが、せめて、お慰みといつたわけである。
それで昨日も一昨日もその前も、百姓達は夕方くたびれて家へ帰つて見ると、不在中に泥棒が訪ねて来たことを知つた。
出てゆきがけに泥棒がお愛嬌に、べろべろべろといつてあやすと、手足をばたばたやつて喜んでゐる始末だ。
茶釜と一緒に泥棒に持つていつてしまはれないのが、せめて、お慰みといつたわけである。
それで昨日も一昨日もその前も、百姓達は夕方くたびれて家へ帰つて見ると、不在中に泥棒が訪ねて来たことを知つた。