新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 良寛さんはごとんごとんと揺すぶりあげられながら、牛飼と、手綱を持つた子供と、少しづつ首をふりながら、ゆつくり歩いてゐる牛を見てゐた。 良寛さんは思つた。 ――わしと同い年のこの牛飼は、望んでをつた田と牛を買ひ、望んでをつた子供を一人前に育てた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア