新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 あちこち眺めまはしてゐた良寛さんは、ふと縁の下に筍が生えてゐるのを見つけた。 竹藪の根がそこまでもぐつて来て、その根の端から芽を出した筍なのだらう。 良寛さんは、この筍を見てゐると、いつか川のふちで見た蝗のことを、思ひ出して可笑しくなつた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア