由之さんも、縁側の竹には驚いて、馬を庭の木につなぎながらきいた。
「なあに、こいつは間違つて、縁の下へ芽を出しよつたのさ。
切つて味噌汁に入れて、喰べてしまはうかと思つたが、折角わしの側へやつて来たのに、そんなことをするのも可哀さうぢやと思うて……。
由之さんも、縁側の竹には驚いて、馬を庭の木につなぎながらきいた。
「なあに、こいつは間違つて、縁の下へ芽を出しよつたのさ。
切つて味噌汁に入れて、喰べてしまはうかと思つたが、折角わしの側へやつて来たのに、そんなことをするのも可哀さうぢやと思うて……。