新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 庵の周囲では虫の声がしてゐる。 庵の中でも、こほろぎが鳴いてゐる。 一匹のこほろぎは、ぼとッぼとッと筵の上を跳んで来て、亀田先生が寂しく思ひながら見つめてゐる、行燈の下にとまつた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア