新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 と亀田先生がいふと、良寛さんはとむねをつかれたやうに、はつとして、そばにおいてあつた徳利を掴むや、さあつと麓の方へ走り出した。 良寛さんは月に見惚れて酒のことを忘れてゐたのである。 ――いや、どうも、と残つた亀田先生は苦笑しながら思つた。 新美南吉の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア